コロナ禍での観光業を支える、地域観光DX構想の実証事業

地域・社会課題
  • 全国で空き家が増加。地域で景観や環境、コストにて問題が起こる。ゲストハウスに焦点をあて運用改善したシステム構築。
  • 観光業は予約コスト・人材不足問題がさらにCOVIDより浮き彫りに。新しくサウナやグランピングなどの新業態に挑戦も予約管理が難しい。
実証内容
  • 全国の空き家が増加。空き家を宿泊施設として運用するべく運用システムを構築。サウナなど新しい業態にもマッチしたシステム。宿にて多くのシステムを使用していたものを1つにまとめて管理。
  • 観光業の人材不足解消につながるように、無人チャックインアウトなどの省人化や、オペレーター・通訳として女性活躍に焦点を当てて宿を運用。大学とも連携し、観光業のビジネスモデルを構築。
  • 補助金額(交付決定額):23,207,892円
期待される効果や、地域・社会へのインパクト
  • 宿の省人化やデジタル化推進、新しい観光業の担い手づくり
収益源

ゲストハウス・ホテルなど多くの事業者さまの観光課題を解決できるソリューションとして、広告費用・システム利用や運用サポートによる費用。

事業者名

株式会社Asian Bridge
https://asianbridge.co.jp

実証地域

富山県:富山市(3か所)、立山町、氷見市、砺波市・南砺市
石川県:金沢市、珠洲市、輪島市・穴水町
京都府:京都市
山梨県:都留市
千葉県:松戸市

コンサルタントからの応援コメント

複数の予約サイトを一本化し、また人的管理なども含めたトータルマネジメントできる宿泊業向けOS「MINKAN」について。人材不足に悩める観光業界において、仕事の効率化の徹底は必須であるものの、地方にいけばいくほど、解決できず残された課題になっている。そこの課題解決に直結したサービス展開で評価できる。

<横展開のポイント>
地方における観光業界は、慢性的に人手不足で、事務作業におけるITについてもとても乗り遅れている。その結果、本事業のサービスが良かったとしても、既存サービスから乗り換えするのがリテラシー不足でできず、乗り換え負担をどのように補えるかにかかっている。

<地域や社会インパクトについて>
コロナ以後も増加していく観光産業を下支えする本サービスは省人化に多大な貢献をすることが予測される。

<連携可能性について>
新規創業が増えているゲストハウスなどでの標準インフラサービスになるのを目指すのが直近の課題と考えられます。