「とかい」から「いなか」への雇用を継続的に促すマッチング体制の全国展開

地域・社会課題
- いなか:人口減少・高齢化による産業の衰退
- とかい:メンタルヘルスの不調により働けなくなる人たちの増加
実証内容
- 人口減少・高齢化・産業衰退が進行する”いなか”において、高知県四万十発の「いなかインターンシップ」及び「いなかマッチ」を全国展開することで、“とかい”で働けなくなった人たちの人口流出を促し、移住・雇用へと結びつける。
- 補助金額(交付決定額):1,784万円
期待される効果や、地域・社会へのインパクト
- 移住定住者及び雇用者増加による地域への経済効果
- 担い手不足の解消による地域事業所の存続
- 都市部でメンタル不調を理由に休業・失業する人の減少
収益源
インターンシップ参加費、家賃、派遣手数料

コンサルタントからの応援コメント
本プロジェクトは、地方(田舎)の人口減少、地域産業の衰退の課題(持続可能な地域経済、地方創生)と都市部(都会)の労働者の働く意義の欠落感や、様々な事情で働きにくい方の就労等の課題(労働問題、多様な働き方)に着目し、その両者をマッチングし、田舎で働く体験(いなかインターン)を通して都会の労働人材の育成や労働意欲の喚起と田舎の季節的な労働者不足や新しい価値観との出会いを創出する、多様な社会課題に対してアプローチするユニークな取組です。
今後の展開や連携先としては、インターンの規模や日数を柔軟に設定し受入のできる地域の事業者をさらに開拓し連携することで、都市部の企業の短期的な合宿研修やリトリートのニーズに応えるような展開も可能ですし、長期的には社員の働き甲斐やウェルビーイングな経営を推進する企業等の連携、また特に若年層の労働者支援と移住に関わる行政機関の間に入るような動き方が出来ると地方創生、一人一人の労働者の福祉の増進といった縦割りになっている地方課題、社会課題に取り組む企業として認知が上がるのではないでしょうか。
労働者の福利に関するサービスは、企業の大小、民間・官庁の違いはあまり関係ないので、広く顧客を見出していける可能性があります。