後継者不在の事業者に対するオープンな
事業承継による第三者承継マッチングの実証事業
地域・社会課題
- 地域の廃業増加、後継者不足
- 地域の小規模事業者の後継者探しの受け入れスキーム不足
実証内容
- 専用のページをご用意し、内外から後継者を募集
- 後継者探し、移住定住施策、第二創業支援等、目的に合わせたプログラムの提案、実施
- 地域おこし協力隊の出口としての事業承継の推進
- 後継者不在事業者訪ツアー/買い手候補育成セミナー
- 公開オンラインマッチングイベント ほか
- 補助金額（交付決定額）： 27,366,273万円
期待される効果や、地域・社会へのインパクト
- UI ターンの促し、移住定住者の確保・廃業(シャッター)増加防止
- 経営資源を活用した第二創業の推進
収益源
- 買い手からの成功報酬
- 自治体等の委託費
コンサルタントからの応援コメント
ライトライト社は、後継者を探している小規模事業者と事業を購入したいと考えている方をマッチングする「relay」を運営している。relayはwebメディアとして、事業者の人物像や思い、仕事場の状況などを記事と写真で丁寧に紹介しており、事業購入希望者にはとても分かりやすく、ストーリー性があって読みものとしても面白い。
今期は、５つの自治体と実証実験を行ってきた。各地域の商工会などの組織を通じて、小規模事業者へ事業承継のアンケートを実施することで事業の承継のニーズを確認。今期後半はrelay事業の取り組みを積極的に情報発信することで事業の売り手、買い手候補が増加。事業は軌道に乗りつつあると感じる。また、事業を支える人材の募集もスタートし、単なるマッチングではなく、事業成功をサポートするサービスもスタートした。
後継者探しという、事業者個々の問題だけではなく、地方の過疎化やその地域で必要とされるサービス業、伝統的な産業の承継という意味でも効果的な方法と考えられる。
また、海外のメデイアでrelayの取り組みが掲載されたことで、海外からの問い合わせが増えてきている。海外にも日本の小規模事業の承継に興味を持っている人々がいることが確認できた。海外からの投資、移住の端緒となれる可能性も出てきた。